届きました。Amazonに注文してあった『IZO』のDVD。
どどどどどどーしよぅ。ドキドキしすぎてパッケージのフィルムすら切れない。
早く見たいけど、時間、環境、体調ともに100%浸れる状態でないと、
見てはいけない気もする。途中で一時停止なんてもってのほか。
生の舞台と同じく、一気に観ないと。
ああ、いつそんな条件が揃うときがやってくるのだろう……。
濁流涙を流す前に、マカオでのHight Teaを語らなくっちゃ!!
The Venetianからタクシーに乗り、向かったのはポウサダ デ サンチャゴ。
昨年5月、フェリーに飛び乗って朝食を食べに向かった、17世紀の要塞を改築したホテルです。
予約はしていなかったのですが、やはり天候が良くないせいか、難なく席に案内してもらえました。すると、席についてメニューを広げるなりものすごい豪雨!雷すら鳴り始めました。ギリギリセーフ。いいタイミングで移動を終えたものです。
カジノ見学でかなりエネルギーを消化したとはいえ、High Teaのセットをひとりで平らげる余裕はちょっとなかったので友人とワンセットをシェアすることにして、追加でダージリンティーをワンポットお願いしました。
登場したティーセット。カップやポットは知らないブランドでしたが、カトラリーはクリストフル!刻まれているロゴが眩しいわ~!あこがれるわ~!……って、なんでも「日本人なら箸で食え!」って言ってる私にはネコに小判だけど。
そういえば、Aftenoon Tea と Hight Teaはイコールじゃないんだそうですよ。
アフタヌーンティの方は、そもそも貴族が「夕食までにお腹が空いてしまうから」という理由ではじめたおやつで、ハイティーは、労働者階級の人々が夕食かわりに食べた(朝早く起きるから、夜も早く寝てしまうため)ものが発祥なんだって。
と、にわか仕込みのうんちくをしたり顔で語っていると、登場しました!2段のスリーティアスタンド。あれ、2段だからツーティアスタンド? ま、いっか。 下段にはサンドイッチ&スコーン。上段にはプチフールと、さっすがマカオ!のポルトガル風エッグタルトが鎮座しています。
サンドイッチは、サーモン、チーズのスタンダードなものの中に紛れて、ナゾの赤い物体が挟まったものが…。なにこれ、スイカ?
おそるおそる食べてみたところ、ふるふるやわらかなその物体、トマト味でした。全く余分なものの味はなく、トマトそのものの味でした。ババロアというかパテというか…の微妙な柔らかさに加工されたトマト。なぜそのままをサンドしないのか? あえて、加工した理由は? ちょっと誰か聞いてきて~!(プチフールを食べきる頃には、すっかりその疑問のことを忘れちゃったんだもん!)
プチフールの中にも、スポンジにマーマレードのババロアというかパテというかのものが挟まっているものがあったので、こちらのシェフ、きっとこういう加工がお好みなのね。どちらもおいしかったから文句ないけど♪
チョコケーキは、ブラウニーのようにどっかり濃厚で、小さいのにガツンとチョコを感じることのできるものでした。中に大きなクルミが入っていましたよー。
スコーンには何もつけないようで、ジャムやクロテッドクリームなどの添え物はありませんでした。エッグタルトも濃厚だし、プチフールも焼き菓子系のどっしりした物だったので、シメにそのまいただくのは結構いいものでした。しっとりとしていてぽそつき感もなく、直径3センチくらいの食べやすいサイズでした。
Hight Tea のセットの紅茶はリプトンイエローラベル、別オーダーのダージリンはトワイニングでした。どちらもティーバッグなのが…(笑) しかも2バッグも投入されているため、濃~い。
途中でお湯を足さないと飲めないほどになっていましたが、お湯のポットを持ってきてくれるようお願いすると、嫌な顔をすることなくサッと対応してくれたので、ヨシとしよう。(←何様?}
そんなこんなで1時間半ほどお茶を楽しんでいるうちに、雨も小降りになってきました。そろそろ行きますか!と席を立ったら、ホレ。宿泊客オンリーのギリギリのところまで客室見学しないとね! おっと、その前にトイレへ…。
と、思ったら、なんと改装中。
レストラン客が利用できるトイレはココだけといわれたんだけど、どーしよう~。おっ。ホテルスタッフがあそこにいるから聞いてみよう!と、客室への階段上にいるスタッフを追いかけていき事情を話すと、「こちらを使ってください」と。
なーんと!ジュニアスイートルームのトイレに案内されてしまいました!!びっくり!こっそりギリギリラインまでの客室見学のはずが、堂々とジュニアスイートに入れてしまった!
すごーい!きれーい!
外観は石壁に囲まれた要塞だけれど、中はちゃーんと豪華立派なホテル。「トイレ」という目的を忘れて見入ってしまいました。
こちらがベッドルーム。
こちらがバスルーム。シャワーブースは別になっていて、ミストシャワー付きでした!
しかも、アメニティはエルメスよ!マンダリンオリエンタル香港と一緒だ~!
はぁん。やっぱり一度は泊まってみたいよ~。The Venetianの絢爛豪華さとは真逆の、このしっとりとした厳かな豪華さ。いつか!いつか!いつかきっとぉっ!!
固い決意を胸に、げんこつを握りしめ部屋で仁王立ちする私。友の「おーい!」という呼びかけで現実にもどりました。あ、どーもすんません。トイレだけ拝借するって話でしたね。
ドアマンがタクシーを呼んでくれたので、そのままフェリーターミナルへ。半日のマカオ旅は、何を見物することもなく、こうして食べてばかりで終わったのでした。見たくてもそう簡単には見られない物を最後に見ることができちゃったけれど。(笑)
Iさーん、おつきあいいただいてありがとう!また行こうね!
エバラ黄金の味、新CM近日公開!やったーっ!!