9月1日にオープンしたばかりの、ザ・ペニンシュラ東京に行ってきました。
できるできるとは聞いていましたが、オープンしたとはつゆ知らず、友人から「行こうよ」の声をかけてもらうまで「オープンは来年の春頃か?」なんて勘違いしていたのでした~。

行ったといってもお食事などではなく、ペニンシュラブティック&カフェでちょっとお買い物しただけとささやかな体験ですが、和のテイストを取り込んだ内装がなかなかに美しかったので、ちょこっと写真を撮ってきました。
「ここ撮っていいの??」なんてキョロキョロしていたところ、オープンしたてだからでしょう、後ろをプレスツアー(マスコミなどに内部施設を紹介して歩くツアー)が通りかかりました。そのツアーの皆様に紛れてちょちょっと…。こずるくてすいませんっ!!

高い天井に雨の滴のようなシャンデリアが下がったロビーは、中央に通路があり、左右にオールデイダイニングの「ザ・ロビー」がありました。かなり大きな音で音楽が流れていましたが、それに負けじとみなさん大きめの声を出しているので、ざわついた感が否めなかったです…。加えてテーブル間はかなりゆとりを持っているものの、メインエントランスを入るなり左右にどーんと広がる“お食事の図”っていうのはなんだかなぁ~って思っちゃいました。香港ペニンシュラも同じですけれどね。
でも、このザ・ロビー、ホテルアーケード寄りのところに空席待ちの列ができていましたよー。

そんなロビーを抜けて右側へ進み、階段を地下に下りると、なんと両脇にオープンキッチン! ケーキやパンを作る行程が見学できるようになっています。「プリン」と書かれたラップが被さったボールには大量の卵黄が入っていました。その横にはタルトに使うのかなー? リンゴのシナモン煮のようなものも置いてありました。目線を走らせていると、手前になんと手書きのレシピ帳が置きっぱなしなっていました! 卵黄○グラム 砂糖○グラム、なんていう具体的な数字が書き込まれたものを見せちゃっていいのかなぁ? いえ、私なんぞが見たところで日常的な素材以外は、「これ、固体?液体?」ってレベルからわからない名前ばかりだったんですけどね。

その奥に目当てのペニンシュラブティック&カフェがありました。カフェの方は、こちらも空席待ちの列ができていましたよー。ちなみにコーヒーなどの飲み物が1250円。わかっちゃいるけど、いいお値段ですねぇ。
ショップの方へは待たずに入れます。入ってすぐのケースにはケーキ、その横はチョコレート。その次のケースにはサラダやサンドイッチなどのデリカテッセン。5~6種類と数はそんなに多くはなかったですが、香港ペニンシュラにはなかったものなので、かなり気になります。小ぶりのベーグルからはみ出したスモークサーモンやレースレタスが輝いて見えたのは、ペニンシュラマジックにかかっちゃったってことでしょうか~。
お目当てのベーカリーは、さらにその奥にありました。上品な袋に収められたパリパリのバゲットと、その上に2個つづ袋に詰められてバスケットに並んでいたレーズンスコーンを手に取り、ベーカリーテーブルをくるりと一周。私が行ったのは午後1時ごろ。この時間帯には、クロワッサンやレザンノアのような、食事向けのパンより、デニッシュやタルトのようなパンの方が多かったようです。焼き上がりの時間によってラインナップも変わると思われます。
そういえば、香港では大人のげんこつより大きくてカップからあふれんばかりにふくらんでいるマフィンが、子供のげんこつより小さいお上品サイズになっちゃっていました。日本サイズに変更されるのはしかたないけれど、香港ペニンシュラブティックでいちばんお得感のあったマフィンの変身は、やっぱりさみしい~。くすん。

こちらが今日購入してきたバゲット(350円)とスコーン(2つで400円)です。比較してはいかん!と思いつつも香港とのサイズの違いに切なさに襲われ…。だってこんなサイズなら、あっという間に食べ切っちゃうよぉん。
地階階段脇には枯山水。階段の手すりとステップの下には麻の葉柄が浮き上がったガラスがはめ込まれていました。伝統的な和の柄が主張しすぎることなく取り込まれていて素敵です。麻の葉柄には、魔よけの意味の他に、世界平和を願う意味もあると聞いたことがあるのですが、もし本当ならホテルの内装取り込むにはとても意味深い柄ですよね!他にもエレベーターホールには木の風合いを活かしたライト、ロビー奥には竹のオブジェなどもありました。
以上、ちょこっとだけザ・ペニンシュラ東京、本当にちょこっとで失礼しました~。
ザ・ペニンシュラ東京 千代田区有楽町1-8-1 ℡03-6270-2888
(ペニンシュラブティック&カフェ 6:30am~9:30pm)
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