明けて翌日、朝から学食を食べ歩きました。
朝食に行った学食もまた名称はありませんが、敷地が広く、なかなか存在感のある学食です。

モニターに出ているメニューから品を選び、先にお会計。注文レシートをカウンターに持参し、然るべき窓口から受け取る、という至ってスタンダードなシステムです。

朝は軽めに菠蘿油と熱檸蜜のセットで。12ドルという学食価格がありがたいったら。


食堂の中には学生たちがイベントや部活の発表などを行うステージもあって、広々と気持ちの良い空間です。

外にはテラス席もありました。気候もいいので、外で緑を見ながら朝食を。

お皿もマグカップもメラミンですけれど、背景が緑になるだけでオシャレに見えるのが不思議。サワサワと緑を揺らす風も気持ちいいです。
んーーー、気持ちいい。
気持ちいいけど、
バターが入ってない。
レシートには間違いなく菠蘿油餐ってかいてあるのに、菠蘿飽に切れ込みは入っているのにバターが挟まってないーーー
なにか手違いがあったようです。もういいや、ってそのまま食べきってしまいましたが、幻のバター…ああ。

お昼はウエスタンスタイルのレストランへ。ここは【For Staff and Student Only】 の表示はなく、だれでも利用可能なレストランだそう。なので『蘭苑餐廳 Orchid Lodge』という名称がちゃんとあります。
テラス席はワンプレートメニュー、店内はカジュアルなコースになっていて、席の予約も可能。実際、隣のテーブルは【予約席】となっていました。


ランチセットは70ドル前後。お手頃価格ですが、主な客層は学生なのでボリュームどーん!

これにさらにスープ、パン、コーヒーが付いていました。お肉もやわらかくソテーされていて、酸味のあるソースで美味しくいただきました。
丁寧に作られていてこのお値段だもの、「卒業生が懐かしんで食べに来る」というのもわかるわかる。そのほか、ハンバーガーなどの軽食や手作りケーキなどもありました。


学内に7つもあるという図書館の中でも最も多くの蔵書を抱えるいユニバーシティライブラリー。その入口前にある門構え型の石のモニュメントは中文大の象徴のひとつ。


でもこの石、くぐり方を間違えると留年してしまうという学生にとってこの上なく恐ろしい言い伝えがあるんだとか。
前からくぐるのか後ろからくぐるのか、どっちが正しくてどっちが間違いなのかがわからないので、友娘ちゃんは怖くてまだくぐったことがないそうです。
別にくぐらなくても学生生活に何の支障もないのだけれど、おもしろ半分で挑む学生も少なからずいるのでしょうねーー
緑の中にプールもあり、

学生、職員専用の教会もちゃんと。

ボリュームランチで満腹になったお腹を抱えて、歩いて歩いて坂を上って上って、やーっとたどり着きました、眺めのいいカフェのあるカレッジに。

このカレッジのこの建物はできたばかりでピカピカ。もちろん寮もこの中にあり、先に見せてもらった友娘ちゃんのカレッジの寮との環境の差が~~~! でも寮も学部別なのだから仕方ないよね、でも寮費も一緒というのは釈然としないよね……肩ポン。
その場で焼いてくれるワッフルや、パフェなどのメニューもあり。おしゃれだわー。

崖にせり出すように作られたテラスで、緑を眺めながらアイスクリームをいただきます。かなり歩き回ったので、冷たさと甘さが体に染み渡ります…。

それにしても本当に良い眺め。大埔方面から沙田海にそってぐるーっと。あの曲線は、
真夏に自転車で走り回った大美督へと続くものなのかな…

中文大學は『中文』という名称から、日本人の中には中国語(普通話)だけで勉強している大陸寄りの大學と思ってしまう人もいるのだけれど、全くそんなことはなく、英語や広東語での授業もあって、留学生は「広東語を学ぶ」こともできるんですって。長期休暇の間には「旅に出るべし」と異文化にたくさん触れることを推奨もしていて、それゆえ留学生の受け入れ枠も大きいのだと。
こうして私たちを案内してくれている合間にも友娘ちゃんはレポートに取り組んでいたりしていて、留学生とはいえやはり勉強面での結果は厳しく求められている様子でしたが、それ以外、環境やスタッフのおおらかさが本当に素敵でした。
この日、歩いた歩数は2万1千歩とそこそこのものでしたが、上った階数は
なんと
38階分!

これをビルに換算すると、丸の内の新丸ビルを1階から最上階まで上ったことになるみたい!ひー。
前に「香港中文大は思ったより山でした」と言いましたけど、全力で山、間違いなく山。懐もひろければ敷地も広大。とにかく広い広い大学でした。
【香港中文大學の紹介はこちらにも】
香港中文大學ゲストハウス
中文大學名物 レモンパイ!【香港中文大學①】大学内にバーもあるよ! 【香港中文大學②】 学生寮を見せてもらいました 【香港中文大學③】 ☞
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