遠い方の港町=サウサンプトン
近い方の港町=香港
近所の港町=横浜
と、呼んでいます。(私の中で)
苦しんだ末にようやく勝ち点40にのせた聖者たち、来季もプレミアリーグで見られると信じていいんでしょうか。最終節に野球並みのスコアで大敗しなければ大丈夫らしいけれど、「ないないない~! が起こるのがサッカーだ!」って先生が言っていました。(先生って誰さ?)
現地観戦したウギャーッ!なウェストブロム戦を含むここ3試合、毎回からだに力が入っちゃって、見終わると肩も腕もガチガチになっちゃうんですけれど、それも来週で終わりと思うと少し淋しいです。その後は代表まつりがはじまるんですけれど、1枚もチケットを持ってないから、これまた淋しく傍観者な私。
以後、テキストばかり続いて味気ないので、適当な写真を挿入します。

試合後、かわいい男の子&パパが教えてくれたポイントに行ってみると、数人がすでに出待ちをしている様子。規制の柵中に場所を確保してしばらく待っていると、なぜか背後からU-21のガッザくんとプラウズくんが現れました。ひゃー。
群がる人の順番を待って「サインいただけますか?」と顔と口調だけは歳相応なふりをして(心の中はキャーキャーですがな)ユニフォームを差し出すと、ガッザくんはにっこり笑って上空から手を伸ばし(身長196センチですからー)サラサラ~と書いてくれました。シーズンはじめより男前っぷりに磨きがかかっていて、かっこよくてクラクラしちゃった。
そしてプラウズくんは、同じ言葉に「sure」と柔らかな声で答えてくれてサラサラ~っと。見た目も声も行動も“ご両親に大切に育てられた子”感がにじみ出ていてかわいくてかわいくて。もっと小型だったら無意識のうちに小脇に抱えて連れ去っていたと思います。
前方の選手出口からもなぜか後方のどこかからも次々と選手が出てくるので、あっちだこっちだとブンブン首振り状態。ふぅ。
いや、私が「ふぅ」なんて言ってはいけない。試合後、それも内容の悪い負け試合のあとで疲れもひとしおだろうに、それでも待っているファンひとりひとりにていねいな対応している選手たち、すばらしいです。プロフェッショナルだなぁと実感しました。おかげで当日ベンチ入りしていた選手のほとんどからサインをいただくことができました。もちろん麻也さんも。少しお話させていただきましたが、うん、とにかくとにかく優しかった!

スタジアムの構造上の理由もあってのことでしょうが、こうやって出入りするたびに欠かさずファンサービスをするって大変なことよね。選手だって人間だもの、精神状態だっていろいろあるでしょうし。
でもでも。すっごくうれしそうに選手のサインや一緒に撮った写真を見せてくれた男の子のように、あこがれの選手に直に触れることのできる機会があるからこそ愛情も濃くなって応援に熱が入るんだし、思わず人にチーム自慢したくなるわけなんですよね。そんなこんなを考え合わせたら、なんだかもう無性に感激しちゃって「聖者だわ、まさに聖者たちだわぁ」とうわごとのように繰り返すばかりでした。
偶然出会った男の子&パパ、彼らが声をかけてくれなければ「試合を見ました」で終了していたはず。小さなご縁に感謝するばかりです。

興奮で半ば意識が飛びつつ帰途についていたら、スタジアム裏にて足にコツンと当たった1ポンドコイン。どなたのですかー?と言ったって周辺には誰もいないし、はて? これどうしましょう…。
じゃあこれはSaints Foundation(セインツが運営する慈善団体)に寄付しよう、と早めの夕食後に試合前に行ったモール内のセインツショップへ向かったところ、週末の町はさらに夜が早くすでにクローズ。いやもうまったく、夜早すぎ……^^;
この1ポンドは次回来るときまで預かります。絶対に入れに来るんだから!
試合前日にみつけたSaints Foundationの専用車両。こんなかわいい車が走っているんですねー。

麻也さんファンならきっと見たことのある碇。その名もOld Townの教会前にありました。

サウサンプトン市のロゴにもなっているゲート。週末はこの前に小さな市ができていました。「こんなところに女人街」とか言ってごめんなさひねっ。

あっという間にサウサンプトン滞在4日目。港町を離れてロンドンへ向かう日となりました。楽しい時間は本当に短く感じるものです…。
B&Bの最後の朝食はベジタリアンメニューをいただきました。

ウインナーは大豆タンパクを使ったものだそう。何食べてもやっぱりおいしいー。次回もここに泊まりたいー。完全にママさんの朝食に胃袋つかまれちゃいました。
パパさんと記念写真を撮って別れを告げてB&Bを出発。サウサンプトンセントラル駅へ向かい、電車の時刻が定刻出発であることを確認してから向かいのコーヒーショップへ。
さらに隣のスーパーへ行って新聞をチェック。

ララーナきゃぷてんのこんなお姿が地元紙の1面を飾っちゃっているのは悲しいけれど、これもまたひとつの思い出だと購入してきました。


ロンドン行きの列車は満席。かろうじて並びの席を確保して、1時間ちょっと車窓を楽しみながら移動したのでした。列車での移動、好きだなぁ。


ロンドン到着後はノッティングヒル近くのホテルにチェックイン。
その後、せっかくだから日曜日もどこかの試合が見たいね、といって手配したアーセナル対マンチェスターユナイテッド戦を見るためにエミレーツスタジアムへ向かったのでした。
はい、そこ。「せっかく」のほうがビッグマッチだね、って言わないよーに!
サイン入りお宝ユニフォームはもう二度と袖を通せないでしょう。