グリーンダカラちゃんがかわいくて仕方ないです。サントリーGREEN DA・KA・RAのCMのあの女の子。豊かな表情と、ムクムクッとした手足とほっぺ、初めて見たときからとりこです。
世間に氾濫する『オトナに「かわいい~」といってもらうためのHOW TO』を仕込まれた子役たちにはない自然なこどもらしさは、子役界の絶滅危惧種! ちょっと調べてみたら、あのCMがメディア初登場作で、出演は知人だの偶然だのが重なってのことらしく、劇団にも芸能事務所にも所属していないそう。どうりで媚びがないはずだわー。うむー。いまや引く手あまただと思われるけれど、変なオトナ色に染まったりしないでね。
サントリーのHPからダカラちゃんの壁紙DLしちゃったー。
今、なぜここでグリーンダカラちゃんなのか?
これ以降の話とは全く関係なく、ただ誰かに伝えたかったけどツイートするには文字数が多すぎたから。それだけなの。twitterやってないけど。
さて、茶屋を目指して奥の細道に入り込んだ話。
舗装ともいえない舗装が施された細道を入っていくと、木々から
ぷら~ん と垂れ下がった毛虫たちがお出迎えしてくれました。目が悪い上にぼんやり歩いている私なので、「あぶないっ!」と友に袖をひっぱられ、毛虫をよけさせてもらっうこと数度。トゲトゲも勇ましく、体つきもりっぱな毛虫たちに刺されたらかぶれちゃう~。アレルギー持ちだから最悪失神したかも。ひとりじゃなくてよかったー。
細道に入ってすぐ、何を育てているのかわからない畑が現れます。そこには妙にアメリカナイズされたかかしが…。ぱっちりした目に、派手な衣装。ナイトキャップのような帽子をかぶっり、雨に濡れては乾き、濡れては陽に照らされ、もともとの色も抜けてなんとも不気味な色合いに。綿入れのぬいぐるみのようなものだから
、雨を吸って膨張 しているのも薄気味悪い。「薄気味悪い」とかいいながらも写真をを撮ろうとして、「やめときなよー」と友に制止される私。そ、そうだね。何かわからないものが映っていたら嫌だものね…。
そんなかかしというよりスケアクロウ(←この場合バットマンの悪役にあらず)と呼ぶ方がぴったりくる、
ぐったりとしたもの が、あっちにもこっちにも…。あー、ひとりじゃなくてよかったー。
しばらく進むと、現れたのは窓ガラスが割れ、壁がひしゃげた廃墟。テーブルにいす、壁には飲茶の成り立ちを表すような写真が。もしかして、ここが茶屋? 矢印看板はまだ新しいものだったけれど、その示す先がこの廃屋? なんで~??
ついこの間まで営業してました、って感じもなく看板の新しさと廃墟とのちぐはぐさがまたちょっと
不気味。私たち、異空間に迷い込んだワケじゃないよね…?
その先にあった茶畑を眺めていたら、尼さんのご一行が。「どこへ行くの?」と聞かれたので、「心經簡林へ」と答えると、「ごびん、もうやん…」という言葉が返ってきた気が。
消え入りそうな声だったのに、尼さんの顔は笑顔 だったのはなんだったのだろう…。友人が中国語で対応してくれたのだけれど、結局彼女たちが「誰もいない」と言ったことの真意はわからずじまい。こわい。
うわっ。と友人が飛び跳ねてよけたのは、何のものだかわからないフン。でかい。ってことは、このフンの主もでかいってことよね。いったい何の
野獣 よぉ~。
がさっ。ひっ! なんだか林の奥が揺れてる、なにぃ~??ひいいい! (ここまでの道中、一切写真がないことに、私の動揺が表れていると思ってくださいませ)
足下と垂れ下がるモノと物音にびびり、「ひとりじゃなくてよかったー」と心の中でなんどもリピートしながらようやくたどり着きました。ハートスートラ!
般若心経のお題目が彫られた38本の柱が∞の形に設置されています。もうやん、の言葉通り、私たち以外誰もいない、聞こえるのは風の音と、時折鳥が鳴く声だけ。抜けた空間を覆うどんよりとした空と道のりでの体験がそうさせたのか、柱のことを思わず「卒塔婆」とか言っちゃった私をお許しください。
なぜこの位置この斜面にハートスートラなのか。風水的になにがどうであるのか、調べてみてもよくわからず。
「不思議」な空間ではあったけれど、香港有数のパワースポットだというのに、霊感皆無で普段から鈍感な私には、いかにしてパワーをいただくのかがわからんかったよ…。とほほ。
トレッキングルートを少しだけ入ると、ハートスートラ全体が見通せる見晴台がありました。でも、周辺の木々が茂っちゃって「見晴台」も名ばかり。普通に立っていては木の葉っぱしか見えません。ええーい!と台の柵によじ登って写真を撮りましたとさ。バランス崩して落ちそうになって、またも友に「あぶないっ!」と支えてもらう羽目に…。いやー。ホントに重ね重ねひとりじゃなくてよかったー。
まぁ結局のところ、不気味エピソードを乗り越えて、「ハートスートラに行きました」なだけで終わってしまいましたが、これもひとつの経験よね。
今度はぁ~、お天気の良い日にリベンジしたいと思いま~す☆……なんてことは、たぶん言わない。
帰り道、欧米人二人連れとすれ違ったのが唯一の観光客との遭遇でした。