うわー。まもなく香港旅から1カ月。遅々として進まないレポですみません。ひー。
7月14日は、ハッピーバレー競馬場にて2009-2010シーズンのラスト競馬でした。そういえば、在住中は跑馬地・沙田共に競馬場内の公園に行く機会はあったのだけれど、レースを見たことはなかったっけ。
せっかくだから行ってみる?
きっとすっごい人出であることは間違いないから、ちょと躊躇するところはありました
が「シーズンラスト」というタイミングに香港にいるのも何かのご縁、じゃあ、行ってみますか!

行ってみたら、すごかった~~~。
8時すぎくらいという比較的早い時間帯だったのにも関わらず、会場はそれはそれはわんさかの人だかり。馬券売り場も人の頭で埋め尽くされ先になにがあるのかも見えず、外で軽食を販売している屋台は早々に「売り切れ御免」。周辺にはビール片手に大盛り上がりの人々。

あまりの人の多さにクラッときましたが、とりあえずコースそばでお馬さんが見とうございます~。
1レース終わるごとに入れ替わる人の波に乗ってジワジワと前へ進み、ようやくコースそばへやって来ました。ウォーミングアップなのか、ゆっくりとした歩みで馬が目の前を通過。お馬さんキレイねぇ。
それにしてもすごい人。束になった馬券を手にひとりたたずむ人、レースなんてどうでもいいのぉ~彼と一緒ならぁ~って人、すでにご機嫌で話し声が既に怒鳴り声になっている人、いろいろな人がいろいろな楽しみ方でこの場盛り上げているんですねぇ。馬券の買い方もわからん、とにかく早くゴールすればいいんでしょ?としか競馬をわかってない人間は、たぶんこの場に私だけ~。
そしていよいよゲートイン。低い声で「うぉーっ!」という低い歓声が響いてきます。
その「うぉーっ!」がひときわ大きくなったとき、各馬一斉にスタート!
あれ?
出走するときって、盛大なファンファーレが鳴ったりしないの?(←それがお約束だと思ってた)

なんかわからんけどお馬さんすっごい勢いで近づいて来てます!
お馬さん早いねぇ。お馬さんキレイだねぇ。
早すぎて私のカメラじゃシャッタースピードが付いていきませんって。一応スポーツモードで撮ったんだけどね。

せいほう!せいほう! ちゃっほう!ちゃっほう!
賭けた馬番を叫ぶ声の直後に、「あぁぁぁ~」の落胆の声。周辺で歓声を上げている人はいないよう。うむ。ギャンブルはそんなに甘くないということね。
しばらくのち、アジアで一番大きいというLEDスクリーンにえらい桁の数字が表示され、競馬場に響き渡るどよめき。なになに?これが俗に言う「万馬券」ってやつ?
翌日友人に聞いたところ、このレースで6万ドル(?)だかの当たりが出たのだそうですよ~。
いやぁ。それにしても何ひとつ競馬がわかっていない上、馬券も買っていないと「お馬さんキレイねぇ」としか感想が出てこない…。これじゃつまらない、いっちょ馬券を買ってみよう!

すごい人だかりを「はいはい、失礼しますよ~」と掻き分け進み、なんとかエントリー用紙のところまでたどり着きました。が、しかし。用紙が何パターンもあってどの紙を取ればいいのかわからない~。そばのおじさんの賭け具合をササッと盗み見て、同じ紙でGOGO!
あっちの人こっちの人とエントリーシートを盗み見ているうちになんとなくわかりました。単勝はwinってやつなのね。ぐりぐり。(←マークシート中)
馬の名前も騎手の名前も知らないし、困ったときのGO頼みなので、5番に50ドル!ぐりぐり。(←マークシート中)
あのカウンターで馬券と交換すればいいの? じゃぁ、この機械でピコピコと打ち出している馬券はなんなの? あー、もうよくわかならないけど、列にならんじゃえ!
あ?あれ?50ドルじゃ賭けられないの? ミニマム100ドル? なんだそれー!
えー、じゃぁ、どうしよう? どうしたらいいんだ??
再びひとさまの馬券をのぞき見ようとしたときに、外から押し寄せてきた「わーっ!!」の声。あ、次のレース始まっちゃう~。早くしないと!じゃ、じゃぁ!!
くるっとカウンターへ向き直すと、
馬券販売終了。えーっ!!??
販売終了の合図とかなんにもないわけ??(歓声もすごかったし、テンパっていたから聞き逃したのかも…)
いやぁ。疲れた~。
こんなに疲れるなら馬券なんて買わないでいいや。
真剣な人ばかりだから、あれこれたずねられる雰囲気でもないし。
レースが後半になるにしたがって、本気系の人も増えてきたようだし、私みたいな冷やかしはそろそろ退散の時間かも。お腹も空いてきたしね~。

というわけで、初の香港競馬体験は「お馬さんキレイねぇ」という感想のみで終わりました。やっぱりこういうもものはルールを理解した人と一緒に行かなきゃだめね。
翌日のニュースによると、この日のハッピーバレー競馬場の入場者数は2万3000人だったそうです。
超人混みなのに、火のついたたばこを普通に振り歩いている人が多くて怖かった…。