荃灣から銅鑼湾に戻り、そこからミニバスで移動しようと考えていたのだけれど、軒尼詩道を延々と練り歩く大規模なデモにぶつかってしまい断念。こんなんじゃバス来るわけないし…。
予定変更して歩き出すと、時代廣場の脇で女子の群れ発見。直感で「出待ち」と察知したアタクシ、すぐに駆け寄る。なになに?だれだれ?(野次馬根性全開!)
程なくして現れたのが黎明。でたーっ!!

女子たちの「りーよん!りーよん!」の叫び声にも無反応。目線を落としたままサッサと車に乗り込んでしまいましたとさ。
中華圏の明星たちは基本的にファンに優しいのだけれど「黎明だけは別」と、数々の冷淡エピソードを聞いていたけれど、ふ~む。マジで無愛想っすねぇ。
『甜蜜蜜』を見るたびに、あか抜けないキミの純朴な姿に涙を浮かべていたんだけどねぇ。まぁ、あれはあれ。これはこれよね。
私が遭遇した明星の中で一番やさしかったのはさぁ~なんて語らいながら、「甜品でも食すか~」と向かったのは天后の紅果樹。またこの間とおなじニコニコした店員さんが迎えてくれました。
私はマンゴーアロエを同行者は前回友人が「んー」と
難色を示した楊枝甘露。そしてふたりで行ったらのお約束、マンゴーパンケーキをひとつずつシェア。

このマンゴーアロエおいしかったー。アロエのしゃきしゃき感が冷たい濃厚マンゴーピューレに合うんですねー。ナタデココだとピューレをはじいちゃう感じがありますが、上手い具合に絡み合うといいましょうか、まとわりつくといいましょうか。コレいい!

楊枝甘露を食べた同行者がひとこと「いまいち」。
あれー。やっぱり同じ感想なんだ。なんでなんで??と器をうばい、味見というにしては大胆な量を口に運んでみる。
マンゴーピューレもポメロのしゃきっとしたところも悪くはない。んんんー。そうか!いつまでも口に残っているかのようなタピオカのぷちぷち感がないんだ!
ゆですぎてしまったかのようにだらけたタピオカ…。やわらかくて食べやすいという考え方もあるかもしれないけど、食べやすさを求める甜品じゃないしねー。
ちょっとちょっとおばちゃん、タピオカのゆで具合がよろしくなくてよ! と意見を述べたかったのですが、そんな語学力があるわけでなし、またお客さんも次々と入ってきてしまったのでそのまま退散。ちょっとー。どなたか次に行かれる方、おばちゃんへの伝言お願いします。「もうひと絞りすべきところはタピオカだ!」と。
そして、この夜は友人ご夫妻に招かれ、なーんとも豪華なディナーをいただいてしまいました。

銅鑼湾の世貿中心内に支店もある『龍皇』だけど、「本店はその何倍もおいしいんだからー!!」と何度も話しに聞いていたその店に連れて行っていただきました。
かっこいいおベンツで香港島からピューンと15分ほどで觀塘(クントン)着。日曜日のディナータイムで店内はいっぱいのところ、私たちのために無理をいって予約をいれてくれたとのこと。うううう。ありがとう~!!
とにかく友人が熱く語っていたのはスープ。「とにかくおいしい!!」と鼻息荒く話していたスープに何年越しかでご対面。
鶏、豚、牛、漢方多種、それからそれから…。だしの素材を見ただけで贅沢だとわかろうスープは、自然な油膜をキラキラさせたクリアスープでした。どーぞ!の声に後押しされて、いざ!
これがねー。もう私が語れるようなお味ではないので語りません。だっておいしすぎるんだもん。すっごくストレートに味が伝わってくて、そのままじわじわっと喉の奥まで風味が伝わってくる感じっていうんですか? ひとすくいで5分は味わえちゃいそうなぎゅっと濃密に圧縮されたようなお味でした。それが濃いわけでなく、次々と口に運びたくなるさらっとした口当たり。わかったよー。長年「食べさせたい」っていってくれた気持ち、すっごくわかったよー。ありがとう!多謝!多謝!!!
いきなりのこのスープですっかり骨抜きですんで、このままご馳走様でも無問題でしたが、L夫妻は次から次へと美食を用意してくれたのでした。
おいしー!おいしー!を連発しすぎて「おいしかった」という記憶しかなく、なんのレポもできません。豚に真珠。申し訳ない。
食事の締めに出てきたこちら。私、生まれて初めて食べました。
要するに泡飯なのですが、土鍋で熱々に熱せられた泡飯に、サーブ直前に揚げたお米を加えて混ぜて食べるという…。おこげのようなクリスピー感あり、でも泡飯のやさしい食感もあり。おもしろい~!そしてこれまたおいしい~!

試験管に入ったこちらは食前酒ならぬ食後汁です。ジュースです。
グリーンのほうは青臭さ万点。でも消化を助ける作用が強いもの。ちょっと飲みにくいけど、すっごくからだによさそうなので一気飲み! 赤いほうはアセロラのようなすっぱさがさわやか。色ほど毒々しい感じはなく、普通にいただけました。
本来ならここで終了だそうですが、L夫妻はこちらのお店の常連ということもあって、「特別に…」と桃饅頭が登場しましたー!

メニューには載っていないため、いつもあるとは限らない桃饅頭だそうで、本当に『特別』だったみたいです。
最後の最後までありがとうございます。ココまでで既にお腹は妊娠8ヶ月状態ですが、甘味のやさしい蓮の実餡とふかふかな生地の桃饅頭のために拙腹はスキマを空けると申しております。では…。
ううう。おいしい。
なんかもう。おいしいが立て続けにやってくると記憶って飛ぶものなんですね。不慣れゆえ強いインパクトを受けまくると記憶がショートするんでしょうか。
もう何を言うこともできないので、とにかく「おいしかった」で押し通させていただきたいと思います。おいしかった!
すっかりごちそうになってしまい、感謝感謝のディナーでした。そうだな。こういうのを「ディナー」というのだな。うん。
LさんHさん本当にありがとうございました!!
で、こんな豪華なディナーをいただいたあとに、頼まれ物があったんで女人街に出向いたと。どうしても優雅には一日が終わらないようでどーも。
遭遇した明星で優しかったのは張學友。そして呉君如です~。方力申も愛想良し♪