大阪で行ってみたいところ、その2。
それは普通のお寿司屋さんでした。ネタがおおきくてべらぼーに安いという魅力はあれどブランド店なわけでもなく、なんでわざわざ大阪で寿司?と問われて当然。
でもでも、某6名様だったり、その中の3名様だったりがカウンターに並んで食べたと聞いては「行ってみたい~」と思わずにはいられないのがヲタ心。
偶然友人がその店を知っていたこともあり、この機会を逃してなるものかー!と訪れたってぇ次第です。
オフィス街なんでしょうか、人通りも少ない道を曲がったところに店名の書かれたちょうちんが光っていました。知らなければそっち方面へ足を向けることもなかったと思われる場所にぽつんとある店であることに驚きつつのれんをくぐり、示されたカウンター席に友と並んで座りました。

注文を聞かれるのは飲み物のみで、あとはすべて大将におまかせ。
リズムよく握ってくれる寿司をお皿で受取り、カウンター上におかれたツボから刷毛でわさびじょうゆ塗り、一気に食べる!
はい、次!はい、次!
ネタによって1貫だったり2貫だったりと一皿に置かれる寿司の数はちがうのだけれど、食べるタイミングを見計らいながら次々と握ってくれます。それにしても登場するとにかくネタが分厚くて大きい~!迫力すら感じる姿です。
立て続けに寿司を口に運んで、少しお腹が落ち着いたところで大将が「どっからきたの?」と声をかけてくれました。
「東京と和歌山」と答えると、「なんでその2人が大阪に寿司食いに来たんや?」となり、正直にヲタ心を話してみると、嫌がる風もなく「そうかそうか。6人はそっからそこまでずらっと並んで食べてったでー。去年の夏の3人はそこで。モリタはねーちゃんのところに座っとったわ」と。そのねーちゃんとは私です!偶然とはいえ、モリタさんと同じ位置に座ってしまいました~~!!(大将にご迷惑をかけてはいけないゆえ必死に押さえましたが、ヲタ心はぎゃーっ!と黄色い悲鳴をあげておりました!)

「ミヤケはよぅしゃべるなぁ。よく食べるしー」
「モリタはかっこええな!」
「もうひとりの…ええと、なんだっけ…あ?ああ、オカダね…はもくもくと食べとる」
なんて、ファンに話してもさしさわりのないことだけとはいえ、そんな話が聞けてしまいもう大興奮です。
しかし、ずん。
やっぱり普段は影薄いのね(笑)。いいんだけど。そういう素のほうが好きだから~。
大将からジャニ話をあれこれうかがって舞い上がりきったところで、カウンター斜め向かいのおねーさまから「大将、美女とご歓談中のところ申し訳ないけど、お酒ちょーだい!」の声が。「美女」の言葉に思いっきり反応し、「えーww」となったところで、そのおねーさまから「美女って自分のことやと思ったやろ!鼻膨らんだでー!ww」とツッコミをいただいてしまいましたっ。

そんなきっかけから、そのおねーさまとおねーさまのおかーさま、すぐお隣に座っていたかわいらしい姉妹をも巻き込み、女6人で激トーク炸裂。
「これが大阪ノリというものなのかー!」と驚きつつも、そういうのは嫌いじゃない…むしろ好き♪…な私なので、共にしゃべるしゃべる!はしゃぐはしゃぐ!
その結果、それぞれの職業から「みんなで舞台つくろ!」という大きな構想が出来上ってしまったという…。おねーさまの「本気でやるからな!」の気合に、おーっ!!!とゲンコツを振り上げる私たち。ここ、お寿司屋さんなんですけど~。

話の内容と「どこかで見たことあるなぁ~」という雰囲気で、おね-さまが芸能界の方だということは分ったのですが、よくよく聞けばなんとびっくり女優さん。そして舞台演出や振り付けの世界でも著名な方であったことは、帰宅してわかったことなんですが~。
そんな方と、ぎゃーぎゃー騒ぎまくり、「○子さーん!」「ちえちゃーん!」と呼び合い、最後はハグしまくり、別れを惜しんで大将夫妻まで引っ張り出して店頭で記念撮影までしてきたという…。
改めていいますが、普通のこぢんまりとしたお寿司屋さんです。初めて行ったお店です。そして全員初対面です。わっはっは。
そんなこんなで、気が付けば午前1時半。早めに寝て早起きして、明日は大阪城に行きたいな~という気持ちはこうして玉砕したわけです。
でも、今まで経験したことのない勢いとこのノリ。たまたまが重なった一期一会で楽しすぎる時間が共有できたんだから、そっちを大事にしていいよね?大阪城はずっとそこにあるんだし。
寿司はおいしいし、大きなネタでお腹いっぱいだし、ヲタ心を満たしてもらったし、最高に盛り上がったし、舞台を見に行ったのに思い出のメインがすり替わってしまうほどの一夜だったのでした。
ちなみに、友人と合わせて寿司28皿、友人がビールをジョッキ3杯飲んで計9000円でした。こちらもびっくりですわー!
ヒガシはあの細身なのに、こちらの寿司を30皿食べたとか。すっごーい!