年明け早々の3連休に久しぶりに亀戸に行ってきました。
亀戸天神にお参りして、船橋屋で甘味を食べる。もし開いていたら、帰り道に坂本くんちで干しいもを買おーと!
亀戸天神の鳥居をくぐると、まだ松の内ということもあって参道の屋台もにぎやかにかなりの人出です。最初の太鼓橋を上がると、おお!左手に見事にそびえる東京スカイツリー。地元駅からの電車内からはバックに富士山背負ったスカイツリーなって図も見られるほどに急速な勢いで典に伸びております。この写真を撮ったときからも、だいぶ高くなっているのが感覚としてわかりますよ~。

菅原道真さま、私を賢くしてください。なむなむ。
無理難題を押し付けたお参りを終え、合格祈願の絵馬を見ながら脇参道を元の鳥居まで戻ったら、さぁ、甘味よ!甘味よ!

蔵前橋通り沿いを歩いて1分。風格ある建物に白さが眩しいのれんを掲げた船橋屋本店入り口が見えてきます。創業は文化2年(1805年)、200年の歴史を誇る甘味屋さんなんですねぇ。1805年ってなにがあった年だろ?とググってみると、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」が初演されただのアンデルセンが誕生しただのと記されていて、ますます年代感覚がわからなくなっておりやす。
まぁ、とにかく昔々から綿々と受けつがれてきたそんな船橋屋のくず餅。ワタクシ、生まれも育ちも下町なうえ祖母が亀戸出身ということもあって、すっごく身近で当り前のように日々の暮らしの中にありました。それゆえ、いまひとつありがたみが分っていないかもしれないのですが、その美味しさはわかる! なめらかで口当たりのやさしい葛餅に濃厚な黒蜜、そして香ばしい黄な粉。三位一体になって口に入った時に「むふーっ」って思わず鼻息で黄な粉を飛ばしてしまいそうになるシアワセ感は、やっぱり老舗ならではだよね~って思いますもん。
のれんをくぐり、喫茶専用のレジで先に食券を購入します。くず餅を食べる!って決めていたはずなのに、メニューを見てしまったら、ああああ~。一つ選べなんて悩ましすぎる~。
頭を抱える私に神は微笑みました。というか、無理やり微笑ませました。幸運にもこのときは同行者3名。「全員違うものをオーダーせよ!」の命令で、4種の甘味登場と相成りました。
黒みつのアイスクリーム、くず餅、白玉あんみつ、ところてん
私が自分自身のものとして注文したのは「白玉あんみつ」(あれ?くず餅は??)
白玉のもちもち感とつるんとした寒天、そしてコクのある黒みつ、これもたまらん組み合わせです~。
こちら船橋屋のあんみつ類の特徴は、トッピングに小口に切られたくず餅がのっていること!さすがくず餅の老舗ですねぇ~。
そもそもの黒みつがおいしいので、アイスクリームもとってもおいしゅうございました。バニラアイスにたっぷり練り込まれた黒みつ、そこにさらに黒みつかけ。これ合いますなぁ~。
ところてんのたれの酢の効き具合が上品で、甘味を食べているところへのアクセントとして抜群でございました。
くず餅は、スプーンで切る時に「キュッ」と軽い音を立ててちょっとだけ抵抗する弾力がまたいいんですよねぇ。
ちょっとずつ味見させてもらって、4種の味に大満足。渋めのお茶もおかわりして、ほっこりととした時間を満喫しました。
船橋屋をあとにしたら、亀戸駅方面に歩きながら来る時に開いていることを確認した坂本くんちへ向います。
「坂本くんち」と言うと、「同級生か!」とツッコまれてしまうのですが(笑)、すんません、伺ったのはかっこよすぎるリーダー坂本昌行さまのご実家、青果店の坂本商店です。
彼等のポスターやら坂本くんのうちわやらが飾られたお店で「いらっしゃい!」と元気に迎えてくださったのは、坂本くんのおかーさま。前回はお目にかかれなかったので、初めましてです。
来る前から目的のものは決めてあったので、「干しいも2袋くださいなー」と声をかけるとビニールをピッ!と取って、手早く袋に入れてくれました。お支払いをしながら店内に目を馳せると、おおお!発見!!昨秋のアジアツアーのツアー参加者への記念品の写真! ソウルと台北の両方の写真が飾られていました。勢いあまって「私も台北行ったんです。楽しかった~」というと「あら~」と笑顔を返してくれたおかーさま。ファンであることを告げることなく普通にお買い物だけをするはずだったのに、写真を見た瞬間に興奮が蘇っちゃって~。まったくもってミーハーですまんです。

購入してきた坂本商店の干しいも。やわらかすぎず堅すぎず。おいしいのよ、これが。1枚でそれなりにおなかも膨れるし、ヘルシーなおやつなのよね。
そんなこんなで祝日の午後をまったり堪能。亀戸よいとこ一度はおいで。
黒蜜アイス 400円/くず餅 530円
白玉あんみつ 690円/ところてん 480円
坂本くんちの干しいも一袋 200円
船橋屋(亀戸天神前本店) 江東区亀戸3-2-14 ℡03-3681-2784
9:00am~5:00pm(おみやげ販売は~6:00pm)
坂本おとーさんは店の奥でこちらに背を向けじーっと新聞に読み入ってました~