案の定、年を越してしまった台北話。
気持ちが入り込みすぎて、長文すぎだっつーの!と自分でわかってはいるエントリーなのだけれど、あれもこれもとつい欲張りすぎて…。
いかんな。なんとかモリタ舞台に気持ちが入り込む前に終わらせないと、支離滅裂になりそうだ~~。がんばろ。
記憶をちょいと巻き戻し。
コンサート終わりに
士林夜市へ繰り出し、肌寒い天候なのにガッツリと
かき氷を食べたところから続きを始めたいと思います。
士林夜市を歩き回り、なんだかんだでホテルに戻ったのは午前2時。シャワーを浴びておしゃべりして、ベッドに入ったのは午前3時。おっと、寝る前にウェイクアップコール頼まなくちゃ!
Tel…Tel…
あ、ちょいと、5時に起こしてね。
3時に電話して
5時に起こせって! 徹底的に寝不足モードで突き進む私たち。(笑)
早朝5時に起きて何をしたかということは大きな声では言えないのですが、小さな声で申し上げると、香港へ帰る友人を空港まで見送りに行ったと。
えー!?ホントか?本当なのか?見送ったのは彼女だけか??ここには書けないけど、絶対それだけじゃなかろう~(笑)
超寝不足状態でテンション振り切れ、ホテルに戻った午前9時。
早朝からのハードな行動でかなり身体にもガタがきていますが、ココは台北。行かねばならぬところがある!
クラルスさんに勧められた魚丸のお店、
佳興魚丸店!
「ジップロックに詰めて持って帰ってきたい」とおっしゃるほどにおいしいという魚丸を朝食にいただこうじゃありませんか。
朝食と言うにはちょっと遅めの9時半すぎ。それでも店内は地元の人でいっぱい。
店の奥ではおばちゃんたちがせっせせっせと魚丸を丸めています。やわやわの白い生地のなかにそぼろを入れてふわっと丸めて水に浮かべていきます。
そうなんだー。きっとここから愛なんだ。……違う!……そうなんだー。ここの魚丸はこうやって作っていくんだー。
そんな魚丸作りを興味深く眺めながら席に着くと、注文を取りに来てくれたおばちゃんがひとこと。
「ふぃっしゅぼーる」
は? あ、はい!
こちらがオーダーを言う前に、先に店員さんに宣言されてしまいました。こちらに来る日本人はみんな違わずフィッシュボールをオーダーすると。「それ以外のものを食べるはずがない!」的な満ちあふれた自信がステキ☆
程なく登場しました、魚丸。ふぃっしゅぼーる。
ああああ、もう!
どんぶりに浮かぶ4つのボールひとつひとつにぐりぐり頬ずりしたい!なんですのっ?このふわっふわ感!
メイクパフとしても使えるんじゃないの?(使えません!)
上品なはんぺんの中に肉そぼろ。カンタンに言い切っちゃうとそんな感じなのに、むちふわっとしたやわらかはんぺんから吸い込んだスープがしゅわっとにじみ出て、そこにアクセントの甘しょっぱい肉そぼろがおいかけてくるんだもん。これは涙モノにおいしい! なにがどうとか、いつも以上によくわからないくらいにおいしい!
私は完全に麻痺してしまっているので気にもとめなかったのですが、友人曰く「八角が効いたスープだね」と。あっさりとした塩ベースのクリアスープもおいしいのねー。魚丸をがっちりと支えてうまい具合に引き立てる名バイブレイヤーって感じ。あー。魚丸だけと言わず、このどんぶりごと日本へ持って帰りたいわー。食べ終わっちゃったことが悲しいもの。
ごちそうさまー。
後ろ髪引かれる思いで店に別れを告げて、次の目的地へ向かいます。
バスの乗り方がわからないので、とにかく歩く。ひたすら歩く。街並みを眺めるのも楽しいので、苦もなく歩いて気がつけば中山。どれくらいの距離歩いたんだろ?台北慣れしているかただと歩かない距離でしょうか?
中山にあるお茶屋さんに行きたかったんです。台北に行くことが決まったときに、真っ先に
niko師匠に店名と場所をうかがったお茶屋さん、
新純香。
おみやげでいただいたお茶がとってもおいしくて、いつの日か台北に行くことがあったら絶対にここでお茶を買おう!と決めていたのでした。
こんにちはー! どもども。niko師匠の紹介で来ました!
お店の方にそう伝えると「あらー。nikoさんのお友達?」と笑顔で迎えてくださいました。どうぞどうぞと案内された席に座ると、次々と試飲させてくださいます。30分くらい歩いていたもので、程良くのども渇いておりまっす。
やさしい甘みを感じるお茶、大変おいしゅうございます~。そっかー。台湾のお茶器は組杯なのね。香港では聞香杯を使わないので、こうして2つ並んだ茶杯は新鮮に感じます。
お茶請けに、ドライフルーツやパイナップルケーキなどもいただいちゃいました。ほんのり塩味のシメジと、酸味がおいしいサンザシお気に入りましたー♪
ミルクのような甘みを感じる金萱茶をおみやげと自分用にどっちゃり購入。お茶菓子も買い込んで、なんだかすんごい大荷物。ほかにおみやげを買う時間もないし、まぁいいか。ではでは、どうもありがとう!とお店のみなさんにお別れをして荷物を持ち上げたら、ずーん。腕に食い込む重さかな。こりゃ一度ホテルに帰らんといかんね。
おっとホテルへ帰るその前に、行かねばならぬトコがある。それは
春水堂。
そうですそうです。モリタもオカダも大好きなタピオカミルクティーの発祥の店と言われるところでございます。4年半前の台北旅では「ここってなんだろうね?」と言いながら目の前をスルーしてしまった苦い思い出のある店。(ガイドブックぐらいちゃんと読めや!って感じですねぇ) niko師匠に話をうかがうと、タピオカの弾力も奶茶の濃さも秀逸と言うことなので、これはやっぱり飲んでおかないと。昨夜の夜市でのおばちゃん珍珠奶茶がかなり残念な感じだったので、それを払拭したいもんね。
ふむふむ。ここは前払いなのね。珍珠奶茶2個ちょーだい。
あ?チェックシートに書き込むの?了解っす。
待つことしばしでグラスになみなみと注がれた珍珠奶茶が登場しました。おお。コレが発祥の!元祖の!
期待充分に極太ストローでちゅるっとひとくち。
んまいっ!!!昨夜の奶茶の7倍くらいのコクがあります!タピオカもつるんとしてモッチモチ。ふーむ。確かに一般的な珍珠奶茶の価格からするとお高めな値段設定なだけのことはありますなぁ。ちゅるちゅるちゅる。すぽぽぽぽ。もぐもぐもぐ。
んーと。台湾の奶茶は香港の奶茶に比べて渋みが少ない気がします。「台湾の」ではなく「春水堂の」というべきかもしれませんが。香港の奶茶はぐつぐつ煮出してドシャーッと豪快に漉す少々荒っぽさが魅力の味ですけど、台湾のものは沸騰させることなくじっくり抽出されたような気がしました。あ、台湾のものじゃなくて春水堂のものが、かもしれませんが。
友人は上手に奶茶とタピオカをバランス良く飲みきったんですが、私はどーにもへたくそでタピオカだけが底に残ってしまいました。ええぃ!もったいねぇ!とグラスに直接口を付けてストローでたぐり寄せたタピオカをガガッとかっ込んだ私。24時間前は
「V6とのつどい」で料理ものどを通らない乙女だったんですけどね。変われば変わるってなもんで、どーも。
さぁ、大荷物を置きにホテルに戻らなくちゃ。
この旅初めてのMRT利用です。いざ!と鼻息荒くMRTの入り口へ進んだら、そこは大通り横断のための地下道だったっていう赤っ恥。
MRTをMTRと間違えるならいざ知らず、MRIと言った私って病みすぎでしょうか…