香港ナビの連載記事
『横浜中華街で感じる香港』でご一緒させていただいているビオラさんことクラルスさんは、毎回魅力あふれる取材先をコーディネートしてくださる、すっごくたのもしいパートナー。しかーし、コーディネーターは世を忍ぶ仮の姿。その実体は、リフレクソロジストでアロマセラピストでボディマッサージセラピスト。内面から活力を引き出し、自分自身の力で美と健康を呼び起こすセラピーを行っている方なのです。
気持ちのよさに身をゆだねホゲホゲ~と虚脱するのは大好きなれど、セラピーやアロマの知識ゼロな私。だけど、取材の合間などにうかがうオイルやトリートメントの話などから、直感的にクラルスさんのトリートメントは「良い!」と思えるものがあり、いつか受けてみたいなぁ~と思いながらも時は流れて1年半。ようやく念願叶って、クラルスさんのハンドパワーに身をゆだねる日がやってきたのでした。

横浜中華街にほど近いマンションの一室。1対1となるにはちょうどいい広さのサロンです。ほら、あんまり広いサロンにぽつんとひとりだと心細いし、ひとつの部屋をムリヤリいくつにも仕切ったキチキチのサロンだと息苦しくなっちゃうでしょ。やさしいアロマの香りが満ちた空間でゆったり深呼吸できる、入ったときからくつろげるお部屋です。
クラルスさんが取り入れているアロマオイルの香りとカードによる事前のセラピーによると、私は頭を使いすぎなんだとか。始終、先へ先へと考え事をしているようで、思考が休まる間もなく活動をしているらしいです。ん~、確かに。先のことを考えておかないと不安になっちゃうタイプだもんなぁ。それが過ぎたのか、最近ちょっと頭痛が頻発しているのです…。

開放すべきポイントがわかったところで、では、お待ちかねのトリートメントへ。
専用のベッドに横になると、それがいきなり心地いい! やさしく身体を支えてくれるようなベッドなんです。長く仰向けでトリートメントを受けると腰が痛くなってきちゃうようなベッドってあるでしょう? ふんわりとした、でも身体は沈まない包容力。うーん。もう眠い。
カーンという鐘の音が頭上で鳴り、それを合図にトリートメント開始です。
開始直後、頭の先、指先、足先などをクラルスさんがゆっくりと触っていく段階で、すでに記憶なし。なんとなく、触られている感覚はあるものの、それはぼんやりとおぼろげなもの。眠っている訳じゃないよなぁ~と自覚できるくらいの微かな意識はあるんですが、覚醒にはほど遠い、夢見心地ともいうような感覚。
途中、凝り固まった首筋と肩をほぐすときに、「強すぎませんか?」と問われ、「ひや、らいじょぉぶれすぅ」(訳:いや、大丈夫ですぅ)と、自分でもわかるほどにへべれけな返事をしたことは記憶にあれど、その先も常に夢心地なので、トリートメント内容なんて覚えちゃいません!(←開き直り。ひえーん。クラルスさんごめんなさい!)
クラルスさんの今年のトリートメントのテーマは、「おなかからハッピーに」。ということで、おへそを温めながらマッサージをする、通称「ヘソ蒸し」も体験しました。おへそを温めながら、ちょっと強めにおへそ周りをマッサージ。とたんに腸がコロコロコロコロ~と音を立てて活動開始。わーお。! 私の腸はムラっ気があって、働くときと働かないときの差が顕著なんです。最近は活動停滞気味(=便秘気味。お食事中の方ごめんなさい)だったもので、意識の遠くで聞こえる「コロコロコロ~」にうれしいやら、ちょっと恥ずかしいやら…(笑)

リフレクソロジーでバランスを整えて、約100分のトリートメント終了。
頭上で鐘がリーンとなりました。音の粒子がキラキラときらめきながら散っていくような澄んだ音です。あとでうかがってびっくりしたのですが、トリートメント開始の合図と、終了の合図の鐘は同じものを鳴らしているのだとか。
2種の鐘があったので、使い分けているのかと思いきや、なんとー! 身体と頭の状態によって音の受け止め方が変わってくるということなのね。カーンと「鐘」の音であるということしか感じ取れなかった状態から、「キラキラしてるぅ~」というお花畑状態への意識の変貌。クラルスさんの癒しのセラピーの浸透力、おそるべし。

着替えたあとは、ゆったりとした気持ちでお茶をいただき、しっかり次回の予約を入れて軽くなった体で帰路についたのでした。
電車の中で再びやって来た「覚醒しているよなしないような…」な夢うつつ状態。はあああ。なんとも気持ちよかったです~。
その夜はすっーと眠りにつけ、翌朝はめざまし時計が鳴る前にサクッと起床。身体はもちろんですが、頭のすっきり感もはっきりとわかります。やっぱり的確な癒しって大事なんだなぁ。
ヘソ蒸しにより動き出した腸は、食後に即効果を見せてくれたし(お食事中の方、再びごめんなさい)、トリートメントにより血流が正しくなったおかげか、顔は一切触っていないのに化粧ノリがいい!わーい!
クラルスさんは「身体が本来持っている力を引き出して誰もが持っているオーラをきれいなものにしていきたい」という気持ちでセラピーを行っているそうです。トリートメント=美しさ、と直結させてしまいがちですけど、そうなんだ。正しいトリートメントって本来ヘルシーなものだったのね! ヘルシーの先に、美があると。納得。

私が余計なことを語りすぎて、クラルスさんの本来の思いとかけ離れてしまうと失礼なので、この辺で。私の「わーい!」な話は終わりにしたいと思います。
クラルスさんのサロンについてとトリートメントへの思いは、ブログ「クラルスの横浜・元町中華街便り2」
「クラルスの横浜・元町中華街便り2」にあります。すべてをおひとりでやっていらっしゃるので、日時のご希望の日時がある場合は、ご予約はお早めに。
クラルスさんのお力を借りて、この夏はキラキラになってライブに挑むんだー!