Vシュラン終了ってマジですか~。
後番組が嵐ってマジですか~。
もし本当なら、あまりにひどすぎる扱いに暴れちゃうんだからっ!ぎーっっっっ!!
先週、赤坂ACTシアターで上演中の『リチャード三世』を観に行ってきました。
劇団☆新感線のいのうえひでのりさんが手がけた初のシェイクスピアもの。リチャード三世役に古田新太。相手のアン王女役には安田成美、そのほか、榎木孝明、久世星佳など、豪華な出演者たちが顔を揃えていました。
掲示板を通じて譲っていただいた席は、やや上手側(右側)でしたが、なんとE列(5列目)。少々目線の振り幅は大きくなってしまいますが、細かな表情まで肉眼で観られる近さでした。
物語の舞台は15世紀のイングランド。
うーん。日本史しか選択してこなかったアタクシにとって、もっとも苦手な場所で時代。だってエドワードとかヘンリーとかリチャードとか、同じ名前の人ばかり出てきてそれが争って権力を奪って三世だ四世だって…。わっかんなーい!
リチャ夫。リチャ太郎。リチャ次郎。リチャ之助。リチャ左右衛門。そんな名前だったらもっと整然と歴史を理解できたかも知れないのに。(←歴史に対する冒涜…)
演出のいのうえさんが挨拶文に「あまり構えずに観たままをたのしんでいただければ…」という言葉を寄せていたので、とにかく頭をカラにして観たままを受け入れるつもりで望みました。が……。
リチャード(のちの三世)が、悪知恵を働かせまくって、周囲の人間の欲望やねたみを利用しながら王位を狙い、手に入れ、そして死を迎えるまでを描いた3時間30分。長い!長いけれど、なんとか理解しようと必死なこともあり、それほど間延びした印象は受けませんでした。
特に、舞台上に設置されたモニター画面の使い方がおもしろく、「あいつがこうして、こいつがこうなって…」なんてセリフのところでは、人物関係を明確にするためにそれぞれの顔写真が映し出されたり、リチャード三世の独白がそのまま文字となって映し出されたり、ほほ~ぅ!とうなる演出でした。
大阪公演、仙台公演を経ての東京公演のはずなのに、古田さん全編に於いてセリフかみかみ。セリフ量が膨大でややこしいし早口だしで大変だとは思うのだけれど、ちょっと噛みすぎ~。息切れもひどいし、ちょっと悲しい。対しまして、同じくらい一気にまくし立てるセリフがあった久世さんは、みごとに一度も噛まずすごいテンションで怒りをセリフにのせていました。銀粉蝶さんの憑かれたかのような気迫もすごかったです。
安田成美さんが11年ぶりの舞台ということで注目されていましたが、正直「……」。
とっても綺麗だし、立ち姿にも気品があるのですが、どうしても声が受け入れられない~。私の生活圏にはない音程で、カタカタカタカタカタ……って音波を口から発しているだけに聞こえてしまいました。セリフはきちんと聞き取れるのになにを言っているか理解できない、って感じでしょうか。思っていたより出番が少なかったので大きな支障はなかったんですけどね。
舞台の最終盤、反乱軍の手によって死という制裁を加えられ、リチャード三世の乱暴な人生が幕を閉じます。と、同時に、舞台袖から紙吹雪がバーーッと吹き上がりました。
舞台上では新たに王位につくリッチモンド伯が「神よ!」と天に向けて勝利への感謝の言葉を述べているのに、その紙吹雪を見た瞬間、頭の中に走ったのは
「のう!お天道様、頼むき!!」という、岡田以蔵の声。
そう。ちょうど1年前、切なくて悲しくて、でもなんか幸せな気持ちいっぱいで観続けたあの舞台で、マンサクの花吹雪の中で発せられたあの人のあの声でした。
全く予想外想定外の脳内作用に「あれあれあれ??」と、とまどっているとそのまま舞台はジャーン!と幕。おいおい~。最後の最後、なにがどうやって終わったんだかすっかり見逃してしまったよぉ~。見逃したというか、見てはいたのに頭の中には全く入ってこなかったよぉ~。
はい。そんなワケです。1度きりの観劇なのにこの結末ってどーよ?(泣)
ACTシアターのある赤坂サカスには、「おいしいパン屋さんがあるよー」と友人が教えてくれたので開演前に立ち寄ってみました。
その店は
Le Boulanger Dominique SAIBRON(ル ブーランジェ ドミニク サブロン)。店名長すぎpart2。
なんでも日本初進出のパン屋さんで、ブログ検索してみると、「入店まで1時間待ち」なんて記述多し。そんなに待つ時間はなかったので、まずは様子見のつもりだったのですが、なんのことはない待ちなんて全くなしですんなり入れてしまったのでした。クロワッサンが人気というので、私もそれを。クロワッサンを買っちゃうなんて久しぶりです。
翌朝いただきました。すっごく繊細な層なのに、ポロポロっともったいないほどにこぼれることはなく、ちゃんと口の中に入ってからほどけるような感じでした。バターの主張もほどほどで、リッチというより軽い感じ。これはおいしいかも~。でも1個231円じゃ、そんなに頻繁にはいただけませんわ。
滅多に足を踏み入れることのない赤坂へいくということで、前日から念じてみました。「剛くんに会えますように!!」って。
心想事成、即実行です!
ACTシアターから出て、サカスを歩いているとなにやら撮影の気配。「なになに~?」なんて目線を走らせたところ、なぜか目があったのは、次長課長の「おまえに喰わすタンメンはねぇ!」じゃないほうの人(←ググるのもめんどくさい)でした。
うーん。念じかた間違っちゃったみたい。
その翌日、モリタさんACTシアター真横の赤坂Blizに登場!なんだよそれっ!