モンモンを吐き出しておいて言い放しも失礼なので、ご報告させていただきます。
マンモグラフィと超音波(エコー)、そして疑わしき部分に針を刺して細胞を吸引する穿針生検の3つで検査を行い、今日結果を聞いてきました。
「とりあえず悪性ではありませんでした」と、第一声で伝えられたときは、正直かなりホッとしました。来るなら来い!的な覚悟は決めていたのですが、100%怯えてなかったと言ったらウソになりますから。
ただし、「とりあえず」という言葉が付いたのには、現在は良性でも悪性に変化することもあること、今後その腫瘤部分が堅くなったり異常に大きくなった場合は、たとえ悪性ではなくても周囲への影響も考えて摘出したほうがいいこと、などの理由もあるからだそうです。
ホルモンが大きく関係するらしいので、自分で予防うんぬんができることではなく、この腫瘤が変化するのかしないのかを、今後もきちんと観察し続けて行かねばなりません。桜の花が散った頃、また検査を受けることを担当の先生と約束してきました。
毎年、「行きたくない~。面倒くさい~」とぶーたれつつも、その先の1年間気持ちが楽になるのなら、と自分に課して受けてきた健康診断がですが、受けていて正解だったなぁと今回のことで心底思いました。もしこの腫瘤が悪性だったとしても、充分に早期発見の域だったそうですから。
偉そうなことを言える人間ではありませんが、ひとこと言わせて。
女性のみなさん、検診ってやっぱり大事です。ムリして時間を作ってでも受けたほうがいいです。
さぁさぁっ。気分を変えて、北緯22度 東経114度のかの地へ、びゅーん!
4泊5日。1日3食で済むはずもなく、欲求に任せてだらだらと食べ歩いた旅でした。だらだらといえどもそれなりに目的があって食べいたはずなのに、写真を見返すと、どういうわけか小籠包が3種。もちろん大好きだし、日本で食べる小籠包なんてお高くっておそれ多いので、香港で食べる気満々ではありましたが、あれ?なんで3回も食べたんだっけ??
そうか!友人との飲茶の予定がちょっとした行き違いから、急遽お店変更となり、帰国日に香港站でインタウンチェックインを済ませたあと、突然、同行者が「もう1回小籠包食べたい~!」なんて言いだしたもんだから、銅鑼灣まで飛んで帰って、ガガッ!と1食追加で食べたんだっけ~。
そんなわけで、小籠包3種。披露!いよぉ~っ ポンッ☆

金満庭(銅鑼灣店)
週末家族が揃うからみんなでお食事しましょ♪くらいのノリで、サンダル短パンでもごくごくあったりまえに訪問できる店なのですが、ミシュランガイド香港澳門に掲載されていてびっくり!
なんというか…。おもしろい掲載規準だなぁと驚いた次第です。
で、こちらの小籠包。
ガラス張りの厨房があり、麺点師が麺を伸ばしている様などが直に見られるその横の厨房で、セイロが蒸気を上げていて、そこから熱々できたての小籠包が運ばれてきました。
皮は厚くもなく薄くもなく。ごく標準的な厚さで、中のスープはやや薄味。餡は確かに滑らかでおいしかったけれど、全体的に平均値を取りすぎて、全体になんとな~く希薄な感じでした。他のメイン料理の邪魔をしないよう、あえてそうしているのかも知れませんが。

きっぺいちゃんの店。
正式名称、場所はひみつ。(なーんて気取るほどのこともないけど)
地元の人で賑わう良いお店なんです。別メニューで拙書にぜひ紹介させて欲しいとお願いしたのですが、あっさり断られまして。つれないお人!とさらに片思いは募るばかり。もし、いつの日か第二弾を刊行させていただく機会があったら口説き落としたい~!と思っているお店なの。
過去ログのどこかにデータは隠れていると思います。
こちらの小籠包は、皮がやや厚め。あふれてくるスープの量はそんなには多くはなく、ごろんとした肉餡が包まれています。しっかりとした食べ応え、という感じかな。餡にしっかりと下味がついて、千切りしょうがをと酢をつけることで味のバランスがよりよくなる、って感じでしょうか。なんとなく無骨な小籠包ですけど、すっごく庶民的で好きな味です。以前、厨房入り口近くの席に座ったときに、水玉模様の短パンに黒の長靴を履いたおじさんが、オーダーが入ると同時にせっせと成形していたのが見えました。

南翔饅頭店
言わずと知れた小籠包の専門店ですねぇ。
香港には、台湾系の鼎泰豊、上海系の南翔饅頭店と2つの小籠包専門店があります。(麺やご飯系をメインとしないという意味の専門店)
さんざん通った鼎泰豊はいつの日から味が落ち、味付けがしつこく油っぽくなってから足が遠のいていましたが、南翔はいつも安定した味なんですよね。こちらもオーダーが入ってから蒸し始めるので、おなかぺこぺこで行くと「まだぁ??」なんてことになるんですが。
皮は上記2店に比べると薄めなのですが、歯ごたえがしっかりしています。生地を「他店より多く練っております~」なのかもしれません。店名のとおり、最初のひとくちが饅頭っぽい口当たりのようです。テーブルに置いてある酢が他より薄めな感じがするので、肉餡とたっぷりあふれてくるスープの味がしっかり感じられます。濃厚すぎず薄すぎず、良いお味です。
そんなこんなで、ちょっと「お茶を…」のつもりが、しっかりひとり1セイロの小籠包を平らげてしまいました。(苦笑)
それぞれの価格をメモってくるのを忘れてしまったのですが、いずれも1セイロ30ドル以下。400円前後って感じでしょうか。お値段倍、セイロに入ってくる小籠包の数は半分、の日本では悲しいかな食べられませんって~。食べたいけど。
Vシュラン小籠包ランキング1位の店は×でした。作りためしてちゃぁねぇ。