降りだした雨にまけず、夜市の中へ足を進めますが、直接体にあたる雨より、それぞれの屋台からせり出した雨よけのビニールシートからジャバジャバと降り注いでくる雨水に難儀しましたわぁ。濡れる濡れる。肩まわりびしょぬれですわ。
時間もやや遅めだったこともあり、人もまばらで「商売にならない」と判断したんでしょうか、つぎつぎと屋台も店じまいを始めてしまいます。いやーん。まだ着いたばかりなのに~。
進め進め!気になる店まで一気に進め!ふらふらと夜市を楽しむって状態からは程遠い「とにかく歩け!」状態でずんずんと足を進めます。しらばらくして、「おっ!」友とふたりして足を止めた屋台がありました。
それは
カラーワイヤーで名前を作ってくれる店。
ワイヤーを折り曲げて英語の筆記体で「komomo」なんて作ってくれる店、あるじゃないですか。あれです。あれなんだけれど、ここは台北。英語ではなく漢字で作ってくれるんです。
ためらいもなくお願いしました。
がん! がん!って作って!
ピンクで!!がん、とはそうです。「剛」でございます。
余談だけど、某所で流れていたVTRで「中国語での自分の名前覚えてる?」とのフリに、思いっきり「さむてぃんごん」と答えていた剛くん。みんな「おおー!」って褒め称えていたたけど、それ中国語じゃなくて広東語だから!(笑)
でも、広東語読みを覚えていてくれて、すっごくうれしかったなぁ。
で、中国語ではなんというか。コンサートで「おーすぅー、さんてぃんがん」と自己紹介していましたので、そこで中国語読みを知ったと。
この店のオーナーさんにしてデザイナーさん(たぶん)、かなりのイケメン。ほっそい腰つきがジャニーズ系かも。でもがんがん踊る系じゃないわね。ちっ!(なぜ舌打ち?笑)
柔らかいワイヤーとはいえ、ペンチひとつでへんとつくりをバランスよく仕上げるのって大変だと思う~。しかも、文字の頭にストラップをつけるための穴をハート型につくって、かわいらしさを添えてくれちゃっているし。職人だわ~。
形が出来上がってぷちんと切り落としたところを別のワイヤーでカバーして、紐をとりつけたらはいできあがり。
ピンクの剛。
うわっ。こっ恥ずかしい~。
作ってもらったのはいいけど、これどうしよう?
いやでも、このときは恥ずかしいなんてことはカケラも思いもせず、できあがった剛の文字にキャーキャーと黄色い声をあげていたのでした。ちなみに漢字1文字の場合、ストラップ用のひももしくはキーホルダーチェーンつきで40台湾ドルでございました。
人影もまばらな通りをさらに奥へと足を進めます。
すると、士林夜市にはなかった水晶や天然石を扱う店を発見。友人がずーっと「水晶があったらみたなぁ~」と行っていたので、ここで俄然燃え上がります。ならぶ様々なパワーストーンから気に入ったデザインを選び出し、店のおじちゃんにその効力などを聞いたりして、あれやこれや…。
そんなやりとりを横で見ていて思い出しました。
そうだ!
私も水晶を買うんだった!!つどいのときに、
坂本くんの腕にあったきれいな水晶を見て、私も買おう!と決心したんじゃないか!
彼がしているのはきっと質が良くてパワーも強いものと思われますが、ま、私は不純な動機だし(笑)、アクセサリー感覚でつけられるかわいいものがあればいいな~程度の軽い気持ちで並んだ水晶を漁っていると、ローズクォーツが目にとまりました。淡いピンクとシンプルなデザインが良い感じ。取りあげて試しにつけてみると、大きさも重さもちょうど良いし…。
試しにつけた自分の手首を眺めながら「どうしようかな~」と思っていると、店のおじちゃんがひとこと。
ソレ、恋愛運アガルはい。即買いさせていただきました。(笑)
ローズクォーツをポイントに水晶がピンクのゴムで繋がったものです。
今も毎日身につけています。恋愛運アップアップ♪
友人も自分用とおみやげ用の水晶をがっつり買いこんで、とりあえずこの夜市の目標達成!端まで歩き着いたころには雨も小降りになっていましたが、今日中に荷物のパッキングも済ませなくちゃいけないし、そろそろ帰りますか…。
ホテルに到着したところで急に襲ってくる空腹感。なんだよぅ。夜市を歩いているときは全然感じなかったのに~。
このまま部屋に戻っても暴れることになるだけだから、とりあえず近くのセブンイレブンに飛び込みます。
なに食べる?お菓子じゃ足りないから、肉まん食べちゃう!
日本のコンビニですら肉まんなんて買ったことないのに、なんで台北に来てまで…とは思ったものの、種類が豊富でぱっと見なんだかおいしそう。じゃぁ、チャーシューまん買っちゃお!
カウンターでコーヒーも淹れてもらい、台北最後の晩餐はセブンのコンビニ食。美食の国でなんじゃらほい。
(なんじゃらほいって死語?)
でもね、これがなんともおいしかった☆
皮に弾力があってむちむち。冷食の肉まんのたよりない感じを想像していたので、しっかりとした皮は、さすが台北!って感じです。チャーシューもちゃんとゴロンとしたものが入っていたし、甘さ控えめの味付けがヨシ。うむ~。コンビニ食あなどりがたし。
仕方なくのチョイスだったのに、それなりに満足の夜食になってうれしいなー。
お腹が満ちたところで、荷物の片づけに取りかかります。
大事な大事なコンサートグッズや記念品は傷が付かないように衣類で巻いて、スーツケースの中央に…。おみやげのお茶もちょうどいいクッションになるかも~。
あまりに濃すぎた3日間で、脳がパンクしそうなくらいにいろいろなできごとがあったけれど、こうしてスーツケースにものを並べてみると少しずつカッ飛んでいた気持ちの整理ができてく……
入らなーいっ!!!友の叫びにふりかえると、ばっくりと口が開いたまま荷物が盛大に飛び出しているスーツケース!(笑)
ふたに体重をかけて閉めればなんとかなるとかいうレベルじゃない飛び出し方。
わおー! 確かに3足も靴を買っていたもんね~。
じゃぁ、あれをこうしてこれをああして…。台北最後の夜はパッキング指導で更けていったのでした。明日の朝は、お見送りした彼らの写真が載るだろうから新聞買わなくちゃね、なんてきゃっきゃと話ししながら。
楽しくて楽しくて仕方なかった台北旅。こんな感じで終始5センチ浮いているんじゃないの?的に舞い上がり続けて終了でございます。帰国して空港で解散、ぽつんとひとりになったときの淋しさと言ったら…。
一緒にツアーに参加した友に感謝。ツアーの同じ班のみんなにも感謝。そして、もちろんブイにも感謝。思い返しても「楽しかった」という言葉しか出てこない旅でした。近いうちにまたこんな機会があったらいいな~なんて夢を抱きつつ、来週からはいよいよモリタさんの舞台へ突撃します!
長らくの台北話におつきあいいただき、ありがとうございました☆
あ、まだ3つほどお見せしたい「こんなものが!」写真があったのだわ!!!