アリーナをぐるりと囲むスタンドは2樓。その2樓とは日本で言う1階。メインステージの対面に扇型に3樓。名称は「アリーナ」だけれどコンパクトな作りで、きゅきゅっとした密接感ありあり~。いやーん。こういう会場好き好き~。
ワイドショーで見た韓国公演では、アリーナの外側、スタンドの前はトロッコで移動していたけれど、台北はトロッコ登場通路の代わりにアリーナをぐるりと取り囲む外周通路がありました。
「2樓1排」の座席へ着くと、もちろん目の前には外周。わー。ここを通ってくれたら超接近だわー。
ん?私の目の前、なんか幅広くなってるよね?
あ。すぐ脇に外周からはけたり、外周に登場するとき用の階段がついてる。
ってことはですよ。ここで立ち止まる確立高し!!ぎゃーーーーっ!!
でも、たたまれたブリージア席1列分が目の前に出っ張っているから、韓国公演みたいにタッチし放題ってわけにはいかなさそうなのが残念~。
オープニングは3D映像。こんな感じのちょっと笑える3Dめがねが入り口で配られました。会場全体がこのめがねをかけている様は………笑えました。
でもでも、その笑えるめがねかけて見る映像はとってもかっこいい! ひとりひとり手前にジャンプを決めながら飛び降りてきて手を差し出す映像がメンバー紹介も兼ねていてすごくCOOL! 虚像とわかっていても、伸びてくる手を掴もうとしてしまう悲しい性…。そして、6人並んでポーズを決めたところで剛くんがコイントス。その飛ばされたコインに書かれた「V6」の文字がそのままツアータイトルにリンクして、オープニング曲『GUILTY』へ。
か。かっこいい…。(←すでにあんぐり)
3Dめがねを急いで、でも壊したりしないよう大事に取り外し、あとはステージ上に集中するのみ!!
来場するのは“ブイ曲を聴きこんでいるファンだけじゃない”ということを意識してか、シングル曲中心の構成。慣れた曲だけれど、演出が新しくてなんだかとにかくもー強烈にかっこいい。口をあーんぐり開けて目だけは必死に動きを追っている不気味な物体と化している私。でも、周りだって似たような状況だろうから気にしなーい。
もうカーッとなりすぎていて何の曲だったか記憶にもないのだけれど、6人それぞれが外周に散って、私の目の前にやって来たのは
岡田ずんいち!スタンドに向かってわーっ!と煽ったあと、外周の縁ギリギリまでやってきて、身を乗り出しながらこちらに手を伸ばしてくれるじゃないですか!
い、いいんですか? ずんちゃん、触ってもいいんですかっ!?
では、遠慮なく!!私もスタンドの手すりから身を乗り出し、ぐーっと手を伸ばすと、パッとずんちゃんの中指と薬指がタッチ!わおーっ。
タッチいただいてしまいましたー。ずんちゃんに触れるのは初でございます。ありがとうございますっ!
しかーし。お目当てのちっちゃい人は来ない。なぜか来ない。来てもアリーナばかり見てスタンドには全然目もくれず。うわーんっ。
おっと、次の曲はリフター使用ですか!斜め前に設置されたリフターでせり上がるのは……剛くん!!やっと来てくれたー!!
と思ったら、見ているのはまたまたずーっとアリーナの方ばかり。なんだよぅ~。ちっさい尻鑑賞も嫌いじゃないけど、顔を見せてよぅ~。(泣)
つれないお人の後ろ姿におよおよと手を伸ばし、「こっち向いて」と念を送ってみたところでどうなるわけでなし。ひーん。
結局、こっちを向いたんだか向いてないんだかもわからないくらいにあっさり通過して行っちゃったキンパツを見送っていると、反対方向から
ん? うわー!
健くんが来てくれたー!右手でマイクを構えながらも、左手をぐーっとこちらに伸ばしてくれています。うわー。キラッキラしたお顔に見とれながらも、私も失礼して
タッチいただきます! きゃーっ!
6人のコンビネーションと映像担当スタッフとの息があってなければ絶対にできない!って断言できる分割画面とその場での動きとの映像コラボレーションや、スクリーンカーテンに映し出される映像とその前でのダンス。1曲1曲すべての演出に細かくこだわって創り上げていて見とれちゃう。ひとつのこさず記憶しておきたいけれど、極小脳味噌じゃ追いつかないのが悔しい!
全員揃ってのセンターステージでの台宙は、着地点に降り注いだ銀テープがたくさん落ちているので足を取られやしないかと心配で心配で。剛くんは直前に銀テープを確認して少し位置をずらしてジャンプ。6人無事に成功してホッ。ブイにしかできない全員揃いのアクロバットはすっごいかっこいいけれど、やっぱり怪我が心配で見ていてハラハラしちゃう。
一緒に歌って、踊って、大量に降り注ぐ水の中、大好きな曲『羽根 ~BEGINNING~ 』で本編終了。と同時に、たくさんの白い羽根?飛行機?がアリーナ上空をふわーっと舞ながら落ちてくる。幻想的でとってもきれい。それをキャッチしよう必死になっていると、あれ?メインステージのスクリーンには
なにやら映像が!ぎゃっ。羽根に気を取られてエンディングの3D映像完璧見逃したー。
しかも、
羽根キャッチできず。うおおおおん!(泣)
スタンドから沸き上がった「アンコール!」の声に、再び登場してくれた6名様。外周もくまなく歩いてくれています。
そして、またまた目の前に来てくれたのは、
岡田ずんいち!外周に落ちていた羽根を拾い、それをこちらにずいっと差し出してくれます。
え?え?くださるんですか!?スタンドから転げ落ちそうな限界ギリギリまでぐーっと手を伸ばして、羽根キャッチ!
うっはー!!岡田くんに
手渡ししてもらっちゃったっ!ううう。なんて優しい。ほんと優しいよ~!
キンパツ氏のつれなさと真逆のこの優しさ。2度ものサービスに思わず乗り換えようかと思ってしまいました。(乗り換えられれば苦労はないっ!)
ずん、いままで
あんたじゃない!とか言ったり、
目の前に来てくれたのに笑っちゃってごめんね。これからは邪険にしないから。その優しさにちゃんと答えるから。
ずんの優しさに上がったテンションってば青天井で急上昇。ダブルアンコールで目の前に来てくれた坂本くんがすっごい笑顔でこちらを見てくれたので、なにを舞い上がったかこのアタクシ、坂本くん十八番の“ばっきゅーん”を、
坂本くんに向かってやっちまったっ!(汗)
やっていただくのではなく、自分がやっちまっってどーするっ!!
いや、もう楽しくて嬉しくて完全にとっ散らかっていたんで、その時はなんとも思わなかったんだけれど、後から思いだして赤面しているワケで…。
でもでも、そのアタクシの“ばっきゅーん!”を、リーダーはさらなる笑顔で受け入れてくれました。なんと優しい。なんと心の広い…(感涙)
We are V6!の、「V6!」を一緒に叫べることのシアワセ。
なんだろうなぁ。うまくは言えないんだけれど、「見せる」ことにプロフェッショナルなところとか、ファンに対してすごく真摯に向き合ってくれるところとか、一方通行じゃないところがやっぱり大好きだー!って。
「それが仕事だ」といわれてしまえばそうなんだけれど、「仕事」だけじゃない何かを感じるから、年々「好き」が泥沼化してくのよね。
そして「彼らが好き」ってことから波及して得たものもすごく多い。外に出ることに積極的になれたし、大切な友達もできた。楽しい時間があるからかな、1年ごとの記憶も鮮明になった。(彼らのファンになる前、数年分ポッカリ記憶がないところがあるのよ、私…)
そんなワケで、好きで好きで仕方ない気持ちを「V6!」に込めて叫び、手が真っ赤になるくらい拍手して、声を限りに「ブイシッ!」コールを続けたのでありました。
楽しい時間はあっという間。22時過ぎに魔法の余韻を引きずりつつ小巨蛋から外に出た私たちは、ツアーのみなさまから離れて遅い夕食とマッサージのために中山方面へと向かったのでありました。
そこから、まだまだ長~い夜は続くのであります。
この日の私、全く眠くもならず24時間起きてました…。異常なテンションを実感。